「アンダルシア」 真保裕一 感想 あらすじ

  • 21 10月, 2013


外交官 黒田康作」シリーズの第三弾。今回も邦人保護担当領事として、スペインなど西ヨーロッパを舞台に活躍します。数カ国を巻き込んで展開するので、黒田以外の登場人物も大変いい味を出して登場してくれます。



所用でバルセロナに来ていた黒田は、大使館に掛かってきた一本の邦人からのSOSを受けて小国アンドラに向かいます。パスポートを紛失して帰宅できなくなったという日本人女性を連れて、アンドラを出国してスペインに戻ります。ちょっとした応対の中で、気にかかったことを調べたところ、救出した新藤結花に虚偽の説明があることが分かります。そこから疑惑の女性に関連して様々な事件が巻き起こっていくというわけです。

最初から最後まで新藤結花が真相を隠し続けるため、いったいいつ真実が分かるのか?というモヤモヤ感がありましたが。最後の黒田による刑事張りの謎解きで「あーすっきり」という終わり方になります。途中はフランスとスペインの警察機関と黒田、アンドラの刑事たちによる駆け引きばかりで、ちょっとおなか一杯になっちゃったかもしれない。独特の文章や一字一句説明っぽい感じは今回も十分に発揮されていますw自分はこれ嫌いじゃないです。

ラストのところでお決まりの「えぇっ!?こいつが?」があります。というか自分は「誰だっけ?」というくらいちょっと唐突でした。もう少し途中に伏線があれば印象も違ったかもしれません。それでも黒田の大岡裁き!は日本人らしい弱々しくも、人に向かい合う良さが出ていて、日本人の民度を思い知ったか、アメ公!という爽やか?なものでしたよ。

読むときは一気に読み上げることをオススメします。

☆2つかな (^ ^)v


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