「きみのためのバラ」 池澤夏樹 感想

  • 20 4月, 2017


久々の池澤夏樹作品を手に取ってみました。「きみのためのバラ」です。最近とくに学術書やエンタメ作品、刺激のあるサスペンスものばかり好んで読んでいたので、戻ってくるとやっぱり心が満たされる感覚を楽しむことが出来ました。ん〰満足。タイトルにもなっている「きみのためのバラ」の章が好きだわ。

世界中、様々な人種が登場するがどこか身近な感覚が残る

日本、カナダ、ロシア?メキシコなどなど、季節もバラバラ、出てくる人も国籍どこよって確認するところから入っちゃいましたが。彼らの話に目を向けると、なぜか彼らを身近に感じてしまうんです。飛行機に乗り遅れたときや、一人旅で南米に行くときなど、ちょっと日常から離れたシチュエーションにもかかわらず、どこか自分の周辺とリンクさせてみてしまう。そんな不思議な感覚がそれぞれの話で感じてとれるのです。

私は本好きではあるけど、書き手の意図を正確に理解できるような頭をもっていないので、上手く表現することが出来ませんが、(単純ですいませんが)文学ってヒトが生きていく様々な姿を切り取っているものだ、と(勝手に)思ってます。だからこそ読み手がストレートに心で感じ取ったことが身近に感じれるのではないかと。その場で観ていたような不思議な感覚ですね。。。やっぱり何言っているかわからん笑い


巻末の解説?を読んで納得!

 わかる方の解説を読むってときどき億劫に感じて飛ばしてしまうことがありますが、今回は読んで正解。人と人との出会いと別れ、一期一会の中に見る人の感情の流れ、そうそう!それそれと十分すぎるほどに納得してしまいました。素直にどうもありがとう。


おすすめな読み方を提案!

自分の生活リズムに合わせて読むといいです!通勤時間、勉強の合間、食後や就寝前、一日の中に池澤作品に触れる時間を作ってみませんか?

健康になるわけでもなく、寝不足解消するわけでもなく、おなかを抱えて笑い転げるでもありません。でも日々の暮らしの中で、人っていうものを素直に見つめなおす、そんな時間があるのも悪くないんじゃないかなって思います。それこそ文学と暮らしの理想形なのだ!笑


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