「オフシーズン」 ジャック・ケッチャム 感想 ネタバレ

  • 30 7月, 2013

<『オフシーズンジャック・ケッチャム

ううぅぅ。グロ過ぎる。。おぞまし過ぎる。。でもつい読み込んでしまった。最低、最凶で救いようない話にも関わらず、最後までページをめくり続けてしまいました。それがこの小説の、ジャック・ケッチャムの実力なのでしょうか?(ネタバレですがお付き合いください。)


貴志祐介の「黒い家」を読んで背筋に悪寒を感じた私に、読書の先輩はこの「オフシーズン」を読めと勧めてきました。内容は観光シーズンではなくなった田舎町?で、姉を訪ねてきた女性と恋人たちが、そこに巣食う狂人・野人化した人間達(食人族?)に襲われ、食い殺されるという。聞いただけで胸糞悪くなる展開です。

はっきり言って、登場人物たちを次々と襲って、食いつくところの描写が生々しすぎ!さらに狂人たちの風体や生活の描写も気持ち悪すぎ!筆者のあとがきでは、これでも大分オブラートに包んでおり、当初の内容からはかなり大人しくなったというコメントがありましたので、最初に読んだ編集者の女性の方は暫くハンバーガーが食べれなかったのではないかと、気の毒に感じます。

バージョンによってニックの生死が異なるそうですが、私が読んだのは彼が助けに来たはずの警察に射殺されるパターン。これ読んだとき、なんて救いようの無い話だろうかと一瞬げんなりしました。この点も著者と編集者で大いに衝突したらしいですが、それも分かりますね。作品としてのポイントを変えずにこだわるべきか、出版ビジネスとして、売れる商品として成り立つようにすべきかです。「本当は怖い御伽話」とおんなじですね。結局はビジネスですから。。

本作には続編があるそうですが、暫くは読まなくてもいいかなと。それよりも「隣の家の少女」など、さらに救いようの無い作品があるそうです。そっちを先に読んでみようかと思いました。

ここまで振り返ってみると、結局ジャック・ケッチャムの作品を読み続けてしまうような気がします。人間の怖いもの見たさって、これまた救いようが無いですねぇ。。。


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