「金持ち父さん貧乏父さん」 ロバート キヨサキ/シャロン・レクター 感想
- 16 5月, 2013
<『金持ち父さん貧乏父さん』 ロバート キヨサキ/シャロン・レクター>
二十代半ばでこの本と出合い、お金についての考え方に大きな影響があった本です。お金に関する教育・リテラシーの大切さを教えてくれたメンターのような一冊です。
実際のところこの本で紹介される具体的な例は、ほとんどの人にとってはなじみが無く、手を出しづらいことばかりで、著者が最初に金持ち父さんとその息子に言われように、誰にでも出来るようなことではないですね。
しかし読むからには何か得るものがないと。
まず自己啓発などの本を読むとき一番大切なのは、要点をつかむことです(よね?)となるとシンプルに自分の出来る範囲で、お金がお金を生む資産作り、貧乏父さんからの脱出計画をどのように実行するか!となります。
キャッシュフロー(現金の収支)を生み出す資産は様々で、その時代・社会・制度にあったやり方がありますので、それを探すことが大事ではないでしょうか。この本が出てから10年くらいを振り返ってみると、常にパフォーマンスがある資産など何もありませんでした。常にメンテナンスが必要なのですね。。。
もともと方法論を前面に出しているわけではなく、著者が理解し、実践し、成功した体験に基づく考え方と行動を紹介しているわけですので、読み手次第で様々な選択肢が出てくることでしょう。
「お金のことはちょっと苦手で・・・・」、「お金のことばかり考えるのは下品なやつだ!」などと考えるひとにこそ、是非価値観の違いというものを実感してほしいところです。私も家庭を持ち、子育てをしていく上で、ファイナンシャルリテラシーを早い段階で気づき、小さいながらも実践できていることがうれしいです。(まだ何も成果がありませんが。。。別にいいさっ!!)
このほかに「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」、「金持ち父さんの投資ガイド 入門編―投資力をつける16のレッスン
」、「金持ち父さんの投資ガイド 上級編―起業家精神から富が生まれる
」などがありますが、最初の一冊だけでも十分かと思います。(さらに知りたい方は是非に!)
みんなで一緒に金持ち父さんになれたらうれしいですなぁ。。。